資生堂の香水瓶展「Les Parfums Japonais」開催

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2016.11.1

編集部

株式会社資生堂(東京都中央区)は、資生堂ギャラリーにて11月2日から12月25日まで、銀座から文化を発信するプロジェクト「BEAUTY CROSSING GINZA」第4弾の一環として、「商品の芸術化」をめざした資生堂の香水瓶展「Les Parfums Japonais (レ・パルファム・ジャポネ)―香りの意匠、100年の歩み―」を開催する。

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1910年代後半、化粧品事業に主軸をおいて経営に乗り出した初代社長の福原信三は、パリの芸術文化への憧れとともに、「香りを芸術まで高めたい」という想いで西欧の香水に勝るとも劣らない日本のオリジナリティあふれる香水づくりをめざした。

芸術とビジネスのコンビネーションを常に念頭におき、自らの化粧品づくりの姿勢を「商品の芸術化」という言葉で表し、化粧品製造にあたって西欧文化の消化に努め、それを栄養素としながらも、日本的美意識をベースに、製品の細部にまでこだわった日本発の本物を生み出そうとした。

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この「商品の芸術化」という精神は、今日の資生堂の商品開発まで受け継がれている。

この度、資生堂ギャラリーでは、福原信三が憧れたパリの芸術文化の一端を示すフランスの香水瓶とともに、福原信三が自ら手がけた初期の同社の香水瓶と「商品の芸術化」の精神を受け継ぐ現代の香水瓶(約40点)を展示する。

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ガラス工芸家 ルネ・ラリックがデザインした香水瓶を始めとするフランスの香水瓶は、初期の資生堂がめざした格調ある西欧の魅力を放つ。また、「梅」や「セレナーデ」など戦前に完成させた日本的なスタイルの香水には西欧の香水瓶とは一線を画す独自のデザイン的な豊かさがみなぎっている。これらと併せて現代の同社デザイナーが生み出す香水瓶も展示される。

【Les Parfums Japonais ―香りの意匠、100年の歩み―】
■主催:株式会社資生堂
■会期:11月2日(水)~12月25日(日)
■会場:資生堂ギャラリー
東京都中央区銀座 8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下 1階
■開館時間:平日 11:00~19:00、日・祝 11:00~18:00 毎週月曜休(月曜日が祝日にあたる場合も休館)
入場無料

参考リンク
資生堂ギャラリー

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