2017年アメリカ人女性の自己価値調査
2017.08.9
国際部
最近のアメリカ人女性は自分の人生と未来についてより楽観的に捉えているようだ。ロレアルUSAと米ファッション誌「Glamour」は、ハリス世論調査に委託して全米50州で2000人の成人女性を対象に自己価値調査を実施した結果を8月1日、発表した。回答者の75%は人生の目標に向かって前進していると信じており、67%は今後5年間でもっと良くなると予測している。ただ、ボディイメージと自尊心については葛藤している側面を残しているという。
分析結果の詳細は、「Glamour」の9月号に掲載される予定。 Glamourの2年前の調査で、5年後の明るい将来展望を見込んでいる女性は42%だったので、今年の調査で前向きに考える女性がかなり増えたようだ。調査結果のハイライトは次の通り。
【全米50州のアメリカ人女性の自己価値調査結果のハイライト】
▪️自信が高まる
・75%は人生の目標に向かって前進していると信じている
・67%は今後5年間でさらに良くなると予測
▪️自己価値評価が高まる
・73%は外見が自尊心の向上に寄与していると思っている
・93%は母親になることは自己価値を高めると回答
・87%は知性は価値があると信じている
▪️キャリアの進歩と財務関係
・56%が給与に満足していない
・66%は男性の方がより多くの機会を与えられると感じている
・70%は人生の最優先事項は財政的に安全することと回答
▪️民族間でのギャップ
アフリカ系アメリカ人の女性は、白人女性やヒスパニック系女性よりも一貫して高い自尊感情を持っている。アフリカ系アメリカ人(44%)、ヨーロッパ系アメリ人(30%)、ヒスパニック系アメリカ人(21%)が自分に自信を持っていると回答。
▪️容姿は女性にとってやはり重要
優先事項は長年にわたって変わってきたが、2017年の女性にとってはルックスは依然として重要なようだ。44%の女性が母親、仕事、宗教、遺産よりも重要と回答した。73%は美人であることは仕事を進める上でプラスになると回答しており、84%は、美しいことは一般的な生活の中で優位になると回答。
▪️ソーシャルメディアの活用は必須
女性の74%は、ソーシャルメディアが人生において有意義であり、インスピレーションを与えられて、他者とのつながりを感じさせると回答。35%は少なくとも1時間に1回、ソーシャルメディアをチェックしていると報告されている。