ナリス化粧品、エステ研修受講生が年間1千名超え

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2017.09.28

編集部

訪問販売を主体とする化粧品メーカー、株式会社ナリス化粧品(大阪府大阪市、非上場)は、エステティック研修受講者が年間1000人を超えたことを明らかにした。
同社が開校・運営するエステティックスクール「プリダージ」は、1987年の開校から2017年で30周年を迎えた。ブリダージでは、エステティック、メーキャップ、ネイル、アロマなど美容業界で幅広く活躍することができるプロ専門知識や実技を養成。 また、短期間で資格を取得できるようにするため、少人数制の充実した学習環境、一流の講師陣、就業サポート、独立・開業支援など確実に履修することができる体制を整えている。
現在、兵庫県三木市、東京、秋田、大阪など全国に4校開設し4校合わせたエステティック研修受講生は、昨年1年間で総勢約1000名にのぼり、過去15年間で約7倍となった。
年間の受講生が1000人を超え、過去15年で約7倍となったことについて同社は「女性の社会進出に伴い、ストレスの緩和や美容を目的としてエステティックの需要が高まる中、エステティックの技術を取得したいという女性が増加。また、本業としてエステティシャンを希望するだけでなく副業として技術を身に付けたいという要望が増えたことが近年、年間受講者が安定的に1000名を超える状況になった要因」としている。

その反面、同社では「エステティックサロンの利用者は、女性の社会進出に足並みをそろえ、横ばいから微増傾向で堅調に推移している。しかし、今後、市場を一段と広げていくには、新規顧客の獲得が必要。そのためには、教育・研修では、技術面に加えてカウンセリング力の向上にこれまで以上に取り組んでいく必要がある」としている。
同社は、直営サロン「プリダージ」の運営・教育に加え同業他社に先駆けてスキンケア化粧品の開発・提供や最新コスメ、美容機器等などを全て使用できるセルフエステ「デ・アイム」の店舗展開(現在約400店舗)を始め、プロのエステティシャンが自宅を訪問してエステを行う「ビューティエステティック」サービスなどを展開しており、こうしたサロンでのプロのエステティシャンの雇用にも繋げている。

厚生労働省では、2017年3月に日本エステティック協会等のヒアリングの元で、エステティック業の人材育成のためのキャリアマップ、職業能力評価シートを作成するなど業界の統一基準や消費者の安全性、信頼性を高める体制の強化を図っている。

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