本人が花粉症でないと家族に対策をしない人が約4割 花王調べ
2018.01.19
編集部
花王株式会社(東京都中央区)の「生活者研究センター」は、家の中における花粉対策に焦点をあて、実態調査を実施した。
調査は、20歳から79歳の本人または同居の家族が花粉症の女性322人を対象に実施。
その結果、対策の実施率は本人の花粉症有無に左右されることがわかった。自分が花粉症の場合は、花粉を家に持ち込まない対策をしているが、自分が花粉症ではない場合、同居家族に花粉症の人がいても、約4割の家庭で家の中での対策をしてないことが明らかになった。
花粉を家に持ち込まないために行う対策として、花粉症女性の約4割は「洗濯物を払う」 を実施。次いで「ふとんの外干し中止」 「窓を開けない」 「洗濯物を部屋干しにする」などの対策をしている。
しかし本人が花粉症ではない場合、同居する家族に花粉症の人がいても、それぞれの対策の実施率は大幅に低下し、約4割の家庭で家の中での対策をしていなかった。
自分が花粉症ではない場合は、何かしてあげたくても、何をすれば効果があるのかわからず、対策をしていないという声が多く聞かれた。また、なかには「どうしてほしいか」を聞いて、それを実行している家庭もあった。
家における花粉対策のポイントは「持ち込まない」「除去する」の2つ。例えば、窓を開ける時に網戸を閉めれば約27%、レースカーテンを使用すれば約50%も花粉の侵入を防ぐことができるという。
また、洗濯物や布団を取り込む前に払うとタオルでも約46%、Tシャツで約65%、布団なら約57%の花粉を除去できる。玄関先で服や体を手で払うだけでも服に付いた花粉が約1/3になる。
- 参考リンク
- 花王生活者研究センター