フラーレンによる“皮脂の酸化抑制”を確認 バイオリサーチ 

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2018.01.23

編集部

フラーレン化粧品原料を販売するビタミンC60バイオリサーチ株式会社(東京都中央区)は、このほどファンデーションにパウダー状フラーレン(ヴェールフラーレン)を配合することで、肌トラブルの原因となる皮脂の酸化を抑制することを確認した。

この研究成果は、1月24日(水)~26日(金)に幕張メッセで開催される第8回化粧品開発展で発表する。

持続性のある高い抗酸化力が特徴のフラーレンは、これまでシミやシワ、ニキビなど様々な効果を立証してきた。その中でも特に目立ち毛穴の改善効果については、過去の臨床試験において80%の人に効果が確認されている。

毛穴が目立つ原因の一つは、「皮脂の酸化」と言われており、このほどフラーレンと皮脂酸化の関わりについて臨床試験を行った。

同社はフラーレンを内包したシリカ(製品名:Veil Fullerene/ヴェールフラーレン)を日々使用するファンデーションに配合し、スキンケアにつながる皮脂酸化抑制効果を発揮できるか確認した。

その結果、年齢による層別解析では、30代でヴェールフラーレンを配合したファンデーション塗布側は未配合のファンデーション塗布側と比べ、約18%皮脂の酸化を抑制することがわかった。

また、ファンデーション塗布6時間後の被験者(解析対象)の顔写真を12名に判定してもらい、左頬と右頬どちらがきれいに見えるかについてアンケートを取った。この時、判定者は左右どちらがヴェールフラーレン配合ファンデーションかは伏せた状態で実施した。その結果、いずれの被験者写真においても、半数以上の判定者がヴェールフラーレン配合ファンデーションを塗布していた側の方がきれいであると判定した。

荒れた肌はファンデーションで隠すのが主流となっている中、フラーレン配合ファンデーションでは単に隠して目立たなくするだけでなく、皮脂の酸化を抑制し、肌質を改善することが期待できる。

参考リンク
ビタミンC60バイオリサーチ株式会社

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