美容業界の2極化で「日々のキレイを売る時代」に突入

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2018.02.14

編集部

美容業界では、高単価サロンと低単価サロンの2極化が進んでいる。その中で、市場ニーズも変化してきており、現在は「日々のキレイを売る時代」(株式会社ミルボン代表取締役社長の佐藤龍二氏)に突入している。

厚生労働省の調査によると、8000円以上の高単価サロンの割合は、2000年に10.2%だったのに対して2010年は18.6%に上昇している。一方、4000円以下の低単価サロンについては、2000年に15.5%だったのに対して2010年は19.3%となっている。

ミルボンの調査によると、2017年の技術単価については2007年比6%増に対して、2017年の店販単価は同50%増と大幅に増加。直近10年でシャンプーやトリートメントなどの店販商品が伸びていることがわかった。

こうしたことから、「生涯美容師創りをすることが、日々のキレイ、さらには店販売上の増加につながる」(佐藤氏)と見られる。

美容市場の歴史を振り返ると、1980年代まではカットやパーマなどの技術を売る時代で、1990年代はヘアスタイルを売る時代だった。これからは女性が一生涯美しく輝き続けることを追求する「日々のキレイを売る時代」となり、そのためには顧客と美容師が生涯付き合って行ける関係づくりがサロン経営に重要となってくると言えそうだ。

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