サノヤスHD、化粧品用機械製造が堅調

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2018.02.26

編集部

サノヤスホールディングス株式会社(大阪府大阪市)の化粧品用機械製造が堅調に推移している。2018年3月期第3四半期の陸上事業の売上高は前年同期比9.8%増の101億7900万円となった。現在、造船以外の事業に注力しており、4月には、非造船事業を担うサノヤスMTG株式会社(同)を新設する予定だ。

同社の祖業は造船事業だが、造船不況が長期化することも想定しておく必要がある。近年は事業の多角化に取り組んでおり、造船以外の事業を“第二のコアビジネス”と位置付けている。

そこで、陸上事業とレジャー事業をそれぞれ営む子会社グループを統合し、M&Tグループ(Machinery & Technology Group)として再編するとともに、同グループを統括・支援する会社としてサノヤスMTGを設立することにより、“第二のコアビジネス”の一層の強化を図る。

サノヤスMTGは、M&Tグループ各社と課題を共有し、従来担ってきたM&Tグループ各社のものづくり、安全推進、経営管理面の支援機能を引き継ぎ、さらに充実することにより、M&Tグループ各社の技術開発、新製品開発、ITやシステム技術の導入などを含む、生産、販売、管理など全ての面において支援を強化・拡充する。

4月2日付で、造船以外の子会社グループをM&TグループとするとともにサノヤスHDの完全子会社としてサノヤスMTGを設立。サノヤスMTG設立後、第二段階として、7月2日を効力発生日とする会社分割を実施し、M&Tグループ各社をサノヤスMTGの直接子会社とする体制へ移行する。

サノヤスMTGでは化粧品製造用乳化装置のほか、駐車装置、建設機械、遊戯機械、産業用機械部品の製造販売及び各種設備工事業などを行う関係会社に関する経営管理を主な業務とする。

参考リンク
サノヤスホールディングス株式会社

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