就職情報の提供などを手掛ける株式会社ディスコ（東京都文京区）が2019年卒業予定の学生を対象に調査した「キャリタス就活2019 就職希望企業ランキング」によると、美容関連企業では資生堂がトップ9位に入ったことがわかった。

同調査は、就職準備期間を含めた2017年12月から2018年3月下旬にかけて実施したもの。総合ランキングで首位に立ったのは日本航空（JAL）で、前年の4位から3ランクアップした。

美容関連企業では資生堂が唯一トップ10内に食い込み、前年の13位から大きな飛躍を遂げた。同社は「美しさを通じて、世界中の人々を幸せにする」ことをミッションに、世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニーになることを目指している。

資生堂の2017年12月期通期の売上高は前年同期比18.2%増の1兆50億6200万円と創業以来初の売上高1兆円の大台に乗せた。インバウンド市場の拡大などが好業績を支えている格好で、2020年に売上高1兆2000億円超を目指すとしている。

10位以下の美容関連企業を見ると、花王が28位（前年25位）、コーセーが48位（同55位）、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンが130位（同134位）、日本ロレアルが194位（同303位）となった。

一方、業種別ランキングを見ると、医薬品・化粧品業界ランキングのトップは同じく資生堂。2位にコーセーがつけた。