高砂香料工業、2018年3月期通期の当期純利益は10.7%増

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2018.05.22

編集部

食品向けフレーバーや化粧品けフレグランスなどの製造販売を手掛ける高砂香料工業株式会社(東京都大田区)はこのほど、2018年3月期通期の売上高が前期比3.5%増の1415億9200万円、当期純利益が同10.7%増の70億円となったと発表した。

部門別の売上高を見ると、フレーバー部門は、ドイツ子会社などが好調に推移し、前期比1.5%増の833億1200万円、フレグランス部門は、フランス子会社などが好調に推移し、同6.3%増の381億8300万円、アロマイングリディエンツ部門は、主力品メントールが堅調に推移し、同8.4%増の114億900万円、ファインケミカル部門は、医薬中間体が伸長したことにより、同6.7%増の72億4600万円となった。

セグメント別に業績を見ると、日本は、アロマイングリディエンツ部門が好調に推移したものの、売上高は前期比0.3%減の653億4000万円。米州は、米国子会社の基盤強化に伴うコスト増などにより、売上高は同2.9%増の323億5900万円となった。

欧州は、ドイツ子会社などが好調に推移し、売上高は前期比21.2%増の220億8300万円。アジアは、シンガポール子会社などが前期を下回り、売上高は同1.2%増の218億900万円となった。

2019年3月期通期の売上高は前年比5.9%増の1500億円、当期純利益は同40.0%減の42億円を見込んでいる。

参考リンク
高砂香料工業株式会社

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