【連載】この中小化粧品会社に注目㉜アミックグループ(上)~スポーツ化粧品をスポーツ用品店で販売~

2021.01.19

特集

編集部

株式会社アミックグループ(東京都国立市)は、2021年8月の東京・パラオリンピック開催に向けて、自社で開発したサンプロテクトやファンデーション等のアスリートブランド化粧品「アスリートエックス」(写真)をスポーツ選手や愛好家、スポーツ店に提案営業するなど勝負の年を迎えている。

アスリートエックスは「体力を消耗させない、疲労させないための道具」とのコンセプトのもと、スポーツジャンルにフォーカスすることを目的に開発(2014年)した。
特徴は、過酷な環境の中で戦うアスリートを守るため、国内最高基準のSPF50+PA++++を採用。海で泳いでも雨にさらされても日焼け止め成分が落ちず、塗り直す必要がない。

同社は、開発にあたって事前にマーケット調査を行ったところ、スポーツ用品店に化粧品は売っていないなどニッチ市場であること。また、スポーツ選手が使っているのは、一般的な日焼け止めクリームで、水に濡れると日焼け止めが落ちて目に入るなどのリスクを抱えていることが判明した。
そこで、一番過酷なレースをしているトライアスロン選手が使っても問題ない商品を開発しようと、水中で長時間使っても成分が落ちないようにテストを重ね約3年の月日をかけて開発にこぎつけた。

開発以降、アスリートに使ってもらうため、トライアスロン、自転車、マラソンなどの選手に商品提供という形でサポートした。その選手たちの口コミで、競技仲間やファンを徐々に広げていった。また、スポーツ展示会への出展を行い、商品の訴求力を高める一方で、商品の取り扱いを希望するスポーツ用品店での販売も始めるようになった。

さらに、スマートフォンにも対応した「アスリートエックス」のホームページ(HP)を開設した。このHPの目的は、様々な競技で活躍する数10人に上るアスリートの~スポーツ愛好家の大会レポートや成績を随時更新し、Facebookでも拡散している。アスリートの活動を多くの人に知ってもらうことで、結果として商品の認知・購入につなげるのが狙い。

コロナ禍でスポーツ競技を取り巻く環境は悪い。そうした中で、オリンピックイヤーを迎えて同社は、スポーツ選手やスポーツ愛好家の取り込みと合わせて取扱店1000店を目標に掲げながらスポーツ用品店に対する提案営業の強化に乗り出している。
勝負の年を迎えて販売が奏功するか、今後の取り組みが注目される。

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