【連載】化粧品・美容企業の新規上場⑦化粧品・美容企業等の新規上場~プレミアアンチ、通販・小売販売好調~

2021.06.30

特集

編集部

プレミアアンチエイジングの今期(2021年7月期)業績通しは、主力商品の「ザ クレンジングバーム」 の売上伸長を要因に売上高が前期比 23.2%増の252億7000万円、営業利益が前期比 57.3%増の26億円、当期純利益が前期比54.5%増の17億円と増収増益を見込む。

同期における販売チャネル別の売上見込には、通信販売における主力ブランドの「DUO」について引き続き「定期販売」が伸長することを見込む。
通信販売における売上げは、顧客数に平均注文単価を乗ずることで 算出している。具体的には、定期販売の重要業績評価指標である「KPI」(KeyPerformance Indicator)の定量的な指標となる新規定期顧客の獲得数、新規及び既存顧客が翌月以降に定期商品を購入する比率について新型コロナウィルス感染症の拡大による影響を加味している。

直近6カ月の平均値を採用することで、定期販売の顧客数を算出する。
単価については、新規定期顧客と既存定期顧客に分類したうえで、各々の直近6カ月の平均注文単価を基に算出する。 また、既に「ザ クレンジングバーム」等の定期商品を購入している顧客に対しては、もう1 品を提案することで、1人当たり売上高を伸ばすべく「CRM」(顧客満足度と顧客ロイヤルティの向上を通して売上げの拡大と収益性の向上を目指すマーケ ティング手法。Customer Relationship Managementの略)活用の強化や既存ブランドにおける新商品の開発に取り組んでいる。但し、この効果や実現性については不確定であるため、売上げには見込んでいない。

こうしたことから、通信販売の販売は、前期比18.8%増の187億1700万円を見込んでいる。 卸売販売における主力ブランドの「DUO」については、商品の配荷店舗数と1店舗当たりの売上高をKPIに設定し、そのKPIは通信販売と同様に、新型コロナウィルス感染症の拡大による影響を加味した直近6カ月の平均値を採用することで算出している。

第2の柱として育成中のブラン ド「CANADEL」については、2020年9月からTVCMを放映。この放映によりブランド認知度の向上とともに、小売店舗での販売も加速させる見込み。
その売上増加額については、小売店と商談した内容をベースに策定した需要予測に基づいて製造委託先に発注した数量をベースに算出している。その結果、卸売販売は、前期比40.8%増の61億1700万円を見込む。

そその売上増加額については、小売店と商談した内容をベースに策定した需要予測に基づいて製造委託先に発注した数量をベースに算出している。その結果、卸売販売は、前期比40.8%増の61億1700万円を見込む。

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