2017年世界の食品市場の6つのトレンド予測

最新商品

2016.11.30

国際部

グローバル市場調査会社ミンテルは、食材や飲料品の市場分析から2017年、グローバル市場に影響を及ぼす6つの主要トレンドをこの程、公式サイトで発表した。これによると、古代の穀物などの食材と伝統を取り入れる傾向と、最新技術や料理方法に工夫を加えて食品の味わいを向上させる取り組みが極まると予測している。就寝前に穏やかな感覚を与えるようにと、カモミール、ラベンダー、その他のハーブを製剤に含む多くの製品が開発され、ひよこ豆の液体で作られるマヨネーズなど予期しない代替品が登場するらしい。2017年、フード業界で開拓される6つのトレンドは次の通り。

伝統の復活:革命的ではなく馴染みのある製品に安全性を確認する。古代の穀物、古代のレシピ、習慣、伝統など「古代」主張する製品開発の増加を予測する。

ベジタリアンの強化:植物を重要な要素とするより多くの製品が歓迎される。消費者は健康とウェルネスために果物、野菜、ナッツ、種子、穀物、植物など菜食主義者の増加が予測される。乳牛、マヨネーズ、ヨーグルト、チーズなどの動物性製品を植物ベースの代替品への開発が進み、このため人工知能を使用している企業も台頭。

食品廃棄物の排除:世界で無駄な食品、飲料水を減らす活動が小売業者、外食産業、慈善団体で活発化する。リサイクル、持続可能性への消費者の意識改革も進むと予測される。

食品エッセンスの時代:マルチタスクライフスタイルを過ごす現代人にとって時間は最重要課目。新鮮で栄養価が高く、便利なフォーマットで完全な栄養を提供する「バイオハッキング」な食品に開発が進む。 製品の入手、準備、消費に必要な時間がセールスポイントになり得る製品も登場。

ナイトシフト:すべての年齢の人々が就寝前に落ち着き、眠りが良くなり、寝ている間に体調を整えるような食べ物と飲み物の市場が生まれている。飲料水では紅茶の人気が復活し増加するとみられている。カモミール、ラベンダーおよび他のハーブの活用が急増。リラクゼーション、満腹感、そして消費者が眠っている間に機能的利益をもたらす製品開発にイノベーションの可能性があるとみられる。

低所得層への健康食推奨:多くの低所得者は食生活を改善したいが健康的な食べ物や飲み物へのアクセスが困難と思いがち。食品業界の間で支援サービスやキャンペーンが活発化されると期待される。

#

↑