ヒト脂肪細胞順化培養液エキスなどを配合したフェイスマスク誕生

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2017.07.12

編集部

株式会社リプロキレート(東京都渋谷区)は12日、先端医学と再生美容を融合した新しいフェイスマスク『セルアージュ バイオマスク』(3枚入り、税込5400円)を発表した。ヒト脂肪細胞順化培養液エキスなどを配合することで、素肌美を実現できるスキンケア製品となっている。

ヒト脂肪細胞順化培養液エキスは、何百種類もの成長因子サイトカインなどが含まれた高純度の間葉系幹細胞。同社では、自社開発の無血清培地を用いて、幹細胞の高率的な培養法、安全性、有効性、作用機序を明らかにする研究を行っており、同社の培地は血清由来の抽出物となる原材料を排除し、完全に動物由来成分を含まず、培養系の完全無血清化を実現している。

また、肌の表皮と真皮の間にある基底膜を保護するといわれている「カプロオイルテトラペプチド-3」、さらにイノベーションベストアワード金賞を受賞した老化抑制の注目成分「トリフルオロアセチルトリペプチド-2」を配合している。

マスクには、緻密な3D構造を持つ植物由来のバイオセルロースを採用。2~100nmレベルのきめ細かな繊維から構成されたマスクシートで、美容液の携帯性、水分保持性が極めて高く、ぷるぷるとしたゲル状のマスクが肌にすいつくようにピッタリとフィットする。

同社は、日本で初めてiPS細胞の創薬支援事業を開始した株式会社リプロセル(神奈川県横浜市)と化粧品会社の株式会社キレートジャパン(東京都豊島区)、株式会社昇陽(東京都渋谷区)の3社による合弁企業。

「現在、日本の化粧品に使用されている幹細胞培養液系の成分は一般的に外国製。当社のポリシーとしては、やはり安心を第一に考えているので、できれば純国産の成分で製品づくりをしたい」(リプロキレート代表取締役社長の佐藤美次氏)との考えから、リプロセルの技術を活用。「純国産の最高のヒト由来幹細胞培養液から抽出した成分を、独自のデリバリーシステムで肌から届けるという理想的なスキンケアを実現できる下地が整った」(同氏)。

初年度の売り上げ目標としては「1億円」(佐藤氏)を掲げている。まずは、エステサロンをターゲットに直接販売からスタートする計画だ。

参考リンク
株式会社リプロキレート

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