「みんな違ってあたりまえ」 ファンケル、新スローガン策定

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2017.11.16

編集部

株式会社ファンケル(神奈川県横浜市)は、このほど同社のダイバーシティ(=Diversity、多様性)推進のスローガンとして「みんな違ってあたりまえ」を打ち出した。

「様々な価値観や考え方を持つ多様な人材が個性や能力を発揮し、新しい価値を生み出し続けることを目指す」をその方針としている。

同社グループには、 長年にわたり、 性別、 年齢、 国籍、 雇用形態、 障がいに関わらず、多様な人材が活躍してきた実績がある。

新しいスローガンは、さらに「ダイバーシティ経営」を追求して企業価値を向上していくために策定したもの。 今後、 同社のホームページなどを通じて、社内外に広くアピールしていく。

近年、 ダイバーシティを経営に取り入れる動きが進んでおり、経済産業省でも「女性をはじめとする多様な人材の活躍は、少子高齢化の中で人材を確保し、多様化する市場ニーズやリスクへの対応力を高める『ダイバーシティ経営』を推進する上で、日本経済の持続的成長にとって不可欠」とその重要性が強調されている。

同社グループでは1980年の創立期から、 女性パート社員を積極的に雇用し、女性の活躍を通じて事業を拡大してきたことや、 1999年に障がいがある人の自立支援を目的に特例子会社「ファンケルスマイル」を設立して障がい者雇用を積極的に進めてきた。

また、直営店舗では中国人観光客への接客サービス向上のため、中国籍の店舗販売員を雇用するなど、ダイバーシティ経営を推進してきた。

女性の従業員比率は全国平均24.6%に対し、同社は67.3%、管理職比率は全国平均6.9%(301人以上企業だと5.2%)に対し、同社は45.9%、役員比率は全国平均9.3%に対し、同社は20%と高い水準を保っている。

また、民間企業における障がい者の雇用率は2016年6月1日現在、神奈川県で1.87%、全国では1.92%だが、ファンケルグループは2.42%と全国レベルを上回っている。

参考リンク
株式会社ファンケル

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