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日本ロレアル、日本をアジアの中核とし投資拡大へ

日本ロレアルは、今後10年間の対アジア戦略を発表した。日本をアジア市場の研究開発・製造拠点に据え、設備投資を拡大する方向だ。同社はこの10年で、新たに10億人の新客を獲得するグローバル戦略を掲げており、アジア市場の拡大が急務となっている。もともと、世界規模で事業を行うロレアルグループにとって、日本は世界第2位の化粧品市場であり、世界最大のスキンケア市場を持つ重要国と位置づけていた。今後もアジア市場戦略の中核地点として、研究開発体制と、増産体制の両輪を構築していく構えだ。

同社は昨年、リサーチ&イノベーションセンター(神奈川県川崎市)を、アジアの研究開発の中核拠点として機能・規模ともに拡張している。日本の優れた原料や技術、美白やアンチエイジングなどの多機能製品を、アジア向けに開発することが目的。同センターは、1983年にロレアルグループが設けたアジア初の研究拠点で、アジアで唯一、基礎、応用、開発、評価のすべての研究段階を備えている。2012年までの10年間に投資を倍増して規模を拡大してきたが、今後も投資を増やす予定だ。

また、アジアで唯一、アジア向けラグジュアリ製品を製造するコスメロール工場(静岡県御殿場市)では、生産量がこの10年で3倍以上に増加した。こちらも、アジアの市場ニーズ拡大に対応して、今後5年で増産体制を整える。

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