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「よさこい美容」の市場規模は3憶2258万8000円と推定

「よさこい祭り」の時期に向けて需要が高まると言われる、高知県ならではの美容市場の動きや夏の肌トラブルなどについて、様々な角度から調査を行ってきた「よさこい美容調査委員会」は1日、「よさこい美容」に特化した調査結果をまとめた。それによると、「よさこい美容」の市場規模は3億2258万8000円と推定されるという。

同調査は、6月~7月末にかけて、よさこいチーム踊り子341人(うち女性が327人)、高知市皮膚科医、ドラッグストアおよび化粧品販売店(29店)、美容室(12店)、まつげエクステ専門店・ネイルサロン(10店)を対象にアンケートおよびヒアリングを実施した。調査内容は、「よさこい」時期の美容関連消費の動きおよび意識、「よさこい」時期の美容関連店舗の売上推移および意識、夏の肌トラブルに関する悩みなど。

調査結果によると、「よさこい」時期(練習開始〜本番)に、美容関連に使う1人当たりの平均消費総額は、2万2402円。また普段、美容に使う月平均消費額が1万1218円なのに対し、「よさこい」時期の月平均消費額は1万8127円と、62%増の傾向にあることが明らかになった。

この平均消費総額をもとに、今年の「よさこい美容」推定市場規模を算出。よさこい祭振興会によると、今年のよさこい参加者数は約1万8000人で、このうち約80%が女性の踊り子ということから、美容関連に使う1人当たりの平均消費総額(2万2402円)×女性の踊り子数(1万4400人)=3億2258万8000円が今年の「よさこい美容」推定市場規模と算出した。

同調査によると、「よさこい祭り」に向け、踊り子を中心とした来店客の美容に対する興味関心が「高まる」と答えたのは、美容室が100%、まつ毛エクステ・ネイルサロンが100%、ドラッグストア・小売店が97%と、よさこいに向けた美容意識の高まりが各所で見られることがわかった。

さらに、普段と比べて売上が「増加する」と答えたのは、美容室が75%、まつげエクステ専門店・ネイルサロンが100%、ドラッグストア・小売店が64%と、美容意識の高まりから売上増につながっている実態が明らかになった。

また、「よさこい」時期に「新規客が増える」と答えたのは美容室が80%、まつ毛エクステ専門店・ネイルサロンでは100%に上った。さらに、「よさこい」時期にヘアメイクやまつ毛エクステの本数、ネイルのデザインなどを「盛る」(=客単位が増える)と答えたのは、美容室が91%、まつ毛エクステ専門店・ネイルサロンが90%に上った。

こうした流れを受け、「よさこい特需」があると答えたのは、美容室が92%、まつげエクステ専門店・ネイルサロンが100%、ドラッグストア・小売店が81%と、高い割合で「よさこい特需」が浸透していることがわかった。

「よさこい美容調査委員会」は、美容やキッチン、介護など様々な分野の“生活紙”を企画・販売している株式会社三彩(高知県土佐市)が2018年5月に立ち上げた組織。「高知の女性を綺麗に、元気したい」という思いを込めて、高知県の美容市場の発展に資する活動を展開している。

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