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アメリカでフェイスマスクでの自撮りが人気

アメリカ市場でフェイスマスクの利用率は急増しているが、“フェイシャルマスキング” は自撮りする良い機会と考えているスキンケアユーザーが増えているようだ。グローバル市場調査会社ミンテルは、スキンケアユーザーの5人に1人がマスクしている顔写真を撮影してソーシャルメディアに投稿することに関心があるという調査結果をこのほど発表した。18〜24歳のユーザーでは関心度は45%にまで上昇するという。

スキンケアのルーチンをオンラインで紹介することは恥ずべきことではなくなってきているという背景がある。スキンケアユーザー全体の4分の1(27%)、または18〜24歳の半分(47%)はファイシャルマスキングを友人と一緒にしてもいいと思っていると回答。マスクはスキンケアのためだけでなく、楽しむための行動へと進化しているようだ。

「スキンケアは従来、効能性を求められていたが、フェイスマスクを友人と使ったり、ソーシャルメディアに写真を投稿したりすることに消費者の関心が高まっているため、メーカーは製品への付加価値をプラスするなどの改良が求められている」とミンテルのビューティ・パーソナルケアアナリストのAlison Gaither氏は指摘する。消費者は製品の使用前、使用中、使用後のセルフィーを投稿したり、キャビネットに配置されたスキンケア製品の芸術的な写真を投稿することもある。 遊びの要素を加えることで、スキンケア製品をソーシャルメディア上で共有してもらう回数が増えれば、ブランドロイヤルティが育つと付け加えている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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