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朝食後の運動は炭水化物の燃焼率が高く、代謝も上げる

朝食を摂ることで運動中の炭水化物の燃焼率を上げ、代謝も高めることを解明した研究成果が8月15日、英国University of Bathからプレスリリースされた。研究の詳細は「American Journal of Physiology:Endocrinology and Metabolism」オンラインに掲載されている。

バーミンガム大学、ニューキャッスル大学、スターリング大学との共同で行われたこの研究では、12人の健康な男性ボランティアを対象に、朝食(ポリッジ:オートミールをミルクで煮た粥))の2時間後に1時間の自転車漕ぎ運動をするグループ、何も食べずに1時間の自転車漕ぎ運動をするグループ、朝食後3時間を休息時間としたグループに無作為に割り付けし、各グループの血糖値および筋グリコーゲンレベルを測定、比較した。

その結果、運動前に朝食を食べると運動中の炭水化物燃焼率を上げ、運動後に食べたものの消化も向上、代謝率もアップすることが分かった。また、運動中に燃焼されるのは、朝食として摂取された炭水化物(糖)だけではなく、グリコーゲンとして筋肉に蓄えられている糖も含まれていた。

研究論文の筆頭著者、ロブ・エジンバラ氏は「今回の研究では、朝食と運動に対する短期的な関係しか評価していないため、朝食前および朝食後の運動と健康への影響を比較した研究を進めている」とコメントしている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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