北海道のドラッグストア、高価格帯の化粧品が好調に推移
2018.09.27
編集部
北海道のドラッグストアにおいて、利益率の高い化粧品が好調に推移している。株式会社ツルハホールディングス(北海道札幌市)やサツドラホールディングス株式会社(同)の直近決算から明らかになった。
ツルハホールディングスの2019年5月期第1四半期の売上高は前年同期比22.4%増の1909億6800万円、当期純利益は同3.4%増の72億2200万円となった。同社はカウンセリングを主体とした接客サービスの徹底を継続しており、高級化粧品の販売においてもそれが奏功した。
サツドラホールディングスの2019年5月期第1四半期の売上高は前年同期比8.1%増の211億8300万円、当期純利益は同7.4%増の4100万円となった。同社は、今年4月から「LINE Pay」に加え新たに「Alipay」の取扱いを開始し、アプリ1つで「WeChatPay」「LINE Pay」「Alipay」のモバイルによるマルチ決済サービスを提供することが可能となり、加盟店開拓を積極的に推進してきた。
いずれのドラッグストアも、国内では高齢化社会の進展による健康・美容ニーズの高まり、国外では訪日外国人増加にともなうインバウンド市場の成長などに支えられている。