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美容&パーソナルケア市場は2025年までに7166億ドルへ成長

米市場調査会社グランドビューリサーチ社は、22日、世界の美容とパーソナルケア製品の市場規模は2025年には7166億ドルに達するという予測を発表した。2018年から2025年の予測期間、美容&パーソナルケア業界は天然および有機製品の嗜好の増加、拡張現実(AR)採用の増加、アンチエイジング製品の需要の増加、メンズグルーミング製品の人気の高まりなどが成長を支える重要な要因と見通している。

詳しいデータは、有料報告書 “Beauty and Personal Care Products Market Analysis Report By Product (Makeup & Cosmetics, Skin Care, Hair Care), By Distribution Channel, By Type (Vegan, Organic, Inorganic), And Segment Forecasts, 2018 – 2025″の中で分析している。

今後の動向として、技術革新に関してはAR技術のマーケティング活用が期待されている。ARは顔とスキンマッピング技術を使って、個々の消費者にどのカラー化粧品が似合うかを簡単に投影することができる。 物理的な店を訪問したり、製品を試してみる必要がないので、時間を節約し購入プロセスがより便利になっていくと予測される。

男性の健康、ウェルネスへの関心の高まりは男性用グルーミング製品の需要の増加を押し上げると同時に市場の成長を促進すると期待されている。現在、デオドラント、ヘアケア、スキンケア製品、バスタブ、シャワー製品など、さまざまな男性向けトイレタリーが発売されている。今後は、さらに、男性用のスキサンケア製品、アンチエイジング製品などの製品開発が進むと予測。

アジア太平洋市場は2017年に市場の最大シェアを占めたと報告。2018年〜2025年の間、大規模な人口と電子商取引流通チャネルの人気高騰により収益シェアが大幅に増加すると予想されている。特に日本、中国、インド市場が予測期間中の同地域の成長に貢献すると予測。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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