世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

ジャンクフード摂取量の多さと精神的苦痛の重症度に関連

ジャンクフードが精神的健康状態の悪化と関連しているという研究結果が216日、「International Journal of Food Sciences and Nutrition」オンラインに掲載された。

今回の研究では、米国カリフォルニアの成人を対象とした調査California Health Interview Survey2005-15年)を用いて精神的健康状態と食事の関連を調査。精神的健康状態はKessler 6 scaleによる精神的苦痛の度合いで、なし/低(NLPD)、中等度(MPD)、重度(SPD)に分類された。年間2770万人にあたる245891件の調査から、13.2%はMPD3.7%はSPDと特定された。性別、年齢、人種、教育、貧困、婚姻状況、BMI、地理的状況、および調査年で調整後の回帰分析を実施。その結果、精神的健康状態の悪化(MPDおよびSPD)と食品の消費量ごとの関連は、果物の少なさはオッズ比0.79および0.65、野菜の少なさは0.81および0.68、フライドポテトの多さは1.24および1.30、ファストフードの多さは1.32および1.27、ソーダの多さは1.23および1.26とわかった。

研究者らは「この大規模な人口ベースの研究結果から、​​中等度または重度の精神的健康状態と不健康な食事に独立した関連が示された。公衆衛生介入は、若年成人と12年未満の就学児童に焦点を当てることができる」と述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP