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ブラジルの化粧品大手ナチュラ、美容コンサルタントに銀行サービスを提供

ブラジルの化粧品大手 ナチュラ・コスメティコスは、3月27日、スペインの銀行のブラジル法人バンコ・サンタンデール・ブラジルと提携して、同社のダイレクトセールなどを手掛ける美容コンサルタントに特権付きの銀行サービスを提供すると発表した。100万人を超える同社の美容コンサルタントの生産性と収益の向上を図るのが目的で、2019年上半期の導入を計画している。

サンタンデール・ブラジルがナチュラと提携して開発したデジタルアカウントにはウェブサイトとコンサルタントアプリのインターフェイスが組み込まれており、美容コンサルタントはPOS(point of sale)マシンへ簡単にアクセスすることが可能になる。売上からの収入はコンサルタント個人の口座に直接支払われる。 銀行はナチュラ製品の購入のためにマイクロクレジットを提供するので、保証人やサポートグループなしで少額融資がデジタルアプリを介して受けられる。銀行サービスへは無料でアクセスできメンテナンス料も免除されるという。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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