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女性用フェイシャルモイスチャライザー、男性用より高い

市販のフェイシャルモイスチャライザーにおける性別による価格差を調査した結果が415日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

シャンプーやコンディショナー、デオドラント製品、ローションなどの性別に関連する価格は依然として不平等であることが指摘されている。この傾向は、脱毛症の一般的な治療薬、局所用ミノキシジルでも同様に見られる。今回の調査は、3つのオンライン小売業者(AmazonTargetWalmart)で入手可能なフェイシャルモイスチャライザー110種を対象に、その性別による価格差を検討した。

実際には男性用の54製品のうち、4787%)がマーケティングの文言に「男性」という単語を含んでいたのに対し、実際には女性用の56製品では3品のみが明確に「女性用」と表示されていた。無香料、SPF含有、アンチエイジング、敏感肌用、低アレルギー、皮膚科専門医推奨などのラベルが貼ってあるかどうかに関しては男性用・女性用に差はなかった。女性用フェイシャルモイスチャライザーは、男性用に比べオンス当たり平均3.09ドル高かった。両側t検定では、男性用フェイシャルモイスチャライザー1オンスあたりの価格(6.20ドル)と女性用フェイシャルモイスチャライザーの1オンスあたりの価格(9.29ドル)との間に統計的に有意な差があることが明らかになった(P = 0.013)。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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