世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

インドアタンニング関連論文の一部に業界の影響

インドアタンニングや日焼けサロンに関する論文の結果にサロン関連企業や業界からの資金提供が影響しているかを評価した結果が2月5日、「BMJ」オンラインに掲載された。

インドアタンニングと健康の関係を論じた原著論文や症例報告などから357本、論評やエディトリアルなどから334本の文献が今回の系統的レビューの対象となった。全体で50本(7.2%)が日焼けサロン関連企業からの資金援助を受けていた。また、全体で74本(10.7%)がインドアタンニングを支持し、27本(3.9%)は中立、590本(85.4%)は批判的だった。資金援助がない文献に限ると、27本(4.4%)がインドアタンニングに好意的、22本(3.5%)は中立、571本(92.1%)は批判的だった。資金援助がある文献ではそれぞれ39%(78%)、5本(10%)、6本(12%)だった。

インドアタンニングに関する文献のほとんどが業界からの資金援助とは無関係だった。しかし、業界と金銭的な関係がある文献では、インドアタンニングを支持する傾向があることがはっきりしていた。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP