世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

新薬licogliflozinの減量効果は控えめ

新規SGLT1および2の二重阻害剤のlicogliflozinによる減量効果を検討した研究結果が318日、「Obesity」オンラインに掲載された。

この用量反応分析では、過体重または肥満の成人を対象に、11回または12回のlicogliflozin2.5-150 mg24週間の体重変化をプラセボと比較。また、初期体重減少維持におけるlicogliflozinの有効性と安全性を評価した。

その結果、licogliflozin11回または12回の摂取は、プラセボと比較して体重減少とプ有意な用量反応シグナルを示した。しかし、24週間後の体重の平均調整パーセント変化は緩やかで、-0.45%から-3.83%の範囲だった。24週目の体重減少は、1250mg11150mgの最高用量グループで最も顕著だった。高用量では体重減少が大きかったが、胃腸の有害事象もより頻繁に発生した。このため、50mg11回投与が、有効性と忍容性のバランスが最もよいと考えられた。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP