アジアではマスク着用でポイントメイクの台頭
2020.04.30
国際部
外出時のフェイスマスク着用が一般化するにつけて、メイクアップに新たなニーズが出てきている。グローバル市場調査会社ミンテルは公式サイトのブログ(15日付)で、アジアの消費者は先駆的なフェイスマスクの利用者で、アジア市場で眉と目を強調するポイントメイクアップの傾向がより強くなっていると発表した。
同社の新製品データーベース Mintel Global New Products Database
(GNPD)によると、ポイントメークアップはアジア市場で強みへと成長してきていることが分析される。 同市場で過去3年間に発売されたカラー化粧品の半分以上を占めた。アイシャドウ、アイライナー、マスカラなどのカラー化粧品の需要は、消費者がマスクを着用する習慣に傾くにつれて、減少するのではなく上昇している。
これらの動向に製造メーカーは、より長持ちするフォーミュラなどの開発に動きだしている。 韓国のKolmar Koreaは、汗やマスクで簡単に外れない日焼け止め、クッションファンデーション、口紅、フェイスパウダーなどの発売に乗り出した。
ミンテル のビューティ&パーソナルケアのシニアアナリストのSharon Kwek氏は、「アジアはマスクメイクのトレンドを担う可能性を秘めている」と述べている。 アジアおよび世界中のフェイスマスクのトレンドが長続きすれば、先行するアジアのブランドが新製品開発をリードする機会も浮上する。