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米コティ、プロフェッショナル部門の株式の過半数を30億ドルで米投資会社に売却

米コティは、11日、プロフェッショナルビューティーおよびリテールヘアビジネスの過半数の株式を米投資会社KKRに約30億ドルで売却することで合意したと発表した。 戦略的パートナーシップとして、コティは KKRから7億5000万ドルの優先株式投資を直ちに受け取る。

プロフェッショナル事業部にはヘアケアブランドWELLA(ウエラ)、 、ヘアカラーブランドCLAIROL (クレオール)、ヘアツールブランドGHD、ネイルブランドOPIが含まれる。売却条件として、プロフェッショナル事業部を独立させ、KKRは60%の株式を取得し、コティは残りの40%を保持する計画。 この過半数株の売却により、コティは約30億ドルの現金を受け取ることになり、さらにKKRより2億5000万ドルの追加投資を受け取る予定。

11日に発表したコティの2020年第3四半期(2020年1月−3月)の売上高は15億2800万ドルで、前年比23.2%減と大幅に落ち込んだ。 即座のKKRからの7億5000万ドルの融資で財務体質を改善し、経営立て直しを進める。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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