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米コティ、元ロレアル幹部のスー・Y・ナビ氏を採用

コティは、2日、ロレアルの元ワールドワイドプレジデントで、スキンケアケアOrvedaの創設者であるスー・Y・ナビ氏を9月1日付けで最高経営責任者(CEO)に任命すると発表した。今年6月にCEOに就任したピーター・ハルフ氏は会長に昇格する。

アルジェリア出身のナビ氏は、1993年から20年間にわたりロレアルグループの発展に貢献した。在職中、ロレアルパリでは最年少のプレジデントとなり、その後、ランコムのワールドワイドプレジデントとしてブランドを構築しメイクアップ、スキンケアの売上二桁成長を達成させた。2013年にロレアルを辞任し、ビーガンの高級スキンケア開発に携わり、2017年に共同でOrvedaをスタートさせていた。

コティは、今年に入りヘアケアブランド「ウエラ」などを展開するプロフェッショナル事業部の過半数株を売却する一方、化粧品、スキンケア事業の強化させるためキム・カーダシアン・ウエスト氏のブランド「KKW ビューティ」と提携しており、新CEOとしてコアビジネスの立て直しにナビ氏の経営手腕が注視される。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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