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米P&G、ホームケア、ヘルスケアの需要が伸びて2020年度増収増益

米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は、7月30日、2020年度(2019年7月1日〜2020年6月30日)の決算報告を発表した。2020年度の売上高は前年度比5%増の710億ドルで、純利益は前年度比230%増の131億ドルを記録した。新型コロナウイルスのパンデミックで、 特に北米、中国市場でのホームケア、パーソナルヘルスケアの需要が急激に伸びたことが貢献した。

売上高をみると、トイレットペーパー製品などを販売するホームケア事業は前年度比7%増の237億ドルに達した。ベビー&女性用ケア事業は同比3%増の183億ドルでヘルスケア事業は同比10%増の90億ドルと堅調な結果を出した。化粧品事業は、プレミアムブランドのSK-IIの売上が減少したが、大衆ブランドのスキンケアやヘアケアの需要が伸びて年間売上高は前年度比3%増の133億ドルとなった。男性用ブルーミング事業はジレットの低迷が続き、売上は前年度より2%減少して61億ドルだった。

同社は、2021年の会計年度の売上高について、前会計年度と比較して1〜3%の範囲で成長すると予想している。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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