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ジボダン、米アンゲラー&カンパニーを買収

スイスの香料最大手ジボダン社は、8日、ニュージャージー州に本社を置くフレーバーとフレグランスの特殊原料開発会社 Ungerer&Company(アンゲラー&カンパニー)を買収したと発表した。買収額など詳細については明らかにされていない。アンゲラーの2018年の売上はおおよそ2億5000万ドルとみられている。同社は買収取引を2020年第1四半期に完了する予定。

アンゲラー&カンパニーは、創業125年の老舗香料開発メーカー。食品、飲料、栄養補助食品、およびフレグランス業界の顧客に専門原料、フレーバー、フレグランスを供給している。すべてのセグメントで強力な市場地位を確立し、顧客ベースで高い品質評価を得ている。現在、アメリカのほかイギリス、中国、インド、オーストラリア、メキシコなど60か国以上に拠点を持ち、合計8つの製造施設と6つのR&Dセンターを保有する。

今回の買収は、ジボダンのグローバルなフレーバーおよびフレグランス事業の能力を拡大する2020年戦略の一環としている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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