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ヨーグルトで骨粗鬆症予防

ヨーグルトは骨密度を上げ、身体機能を高めることと関連しているという研究が5月1日、「Osteoporosis International」オンライン版に掲載された。

アイルランドに住む高齢の4310人を対象に、ヨーグルト摂取と骨ミネラル密度(BMD)および骨バイオマーカーとの関連を検討した。骨密度は全股関節、大腿骨頚部および椎骨を測定。身体機能測定はTimed Up and Go(TUG)、日常生活尺度および身体自己維持スケールで評価した。

女性の股関節および大腿骨頚部の総重量は、最も高いヨーグルト摂取量の人で最も低い摂取量の人よりも3.1-3.9%高かった。男性では、骨粗鬆症の経過観察指標となる酒石酸耐性酸性ホスファターゼ(TRAP 5b)の濃度が最も高いヨーグルト摂取量の人で有意に低かった。女性では、ヨーグルト摂取は骨密度の有意な予測因子だった。今回の研究では、より多いヨーグルト摂取は骨密度および身体機能スコアを上昇させていることが明らかとなった。これらの結果から、ヨーグルトの摂取量を増加させることが、高齢者の骨の健康を維持するための貴重な公衆衛生戦略であると示唆された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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