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高齢者の筋力と骨密度に漸増抵抗運動が効果

加齢に伴う高齢者の筋力と骨密度(BMD)の低下を逆転または遅らせる漸増抵抗運動(Progressive Resistance Training)の有効性を検討した試験結果が5月24日、「Sports medicine」オンラインに掲載された。

今回の研究では、MEDLINE / PubMedおよびEmbaseデータベースで記事を検索して780の研究を特定、最終的に14件の研究が分析対象となった。漸増抵抗運動は軽度の負荷から始め、最終的に最大負荷を与えるトレーニング法である。

漸増抵抗運動は、筋力および大腿骨/股関節BMDを増加させたが、腰椎BMDの増加は確認されなかった。改善の確実性はBMDより筋力で高く、全体的なエビデンスの質が高かった。漸増抵抗運動は、筋力および大腿骨/股関節BMDを増加させたが、腰椎BMDの増加は確認されなかった。改善の確実性はBMDより筋力で高く、全体的なエビデンスの質が高かった。筋力とBMDの同時増加はより高いトレーニング頻度によって支持され、BMDの増加は運動の抵抗性と重量の組み合わせによって支持された。漸増抵抗運動は、高齢者の下肢の筋力と大腿骨/股関節の骨密度を同時に増加させ、筋力の向上をより確実にすることが示された。漸増抵抗運動の効果を最大化するには、BMDを改善する可能性が高いトレーニングを組み込むことが推奨される。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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