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日常のスキンケアで生活の質(QOL)も向上

質の高い効果的なスキンケアが生活の質(QOL)にプラスの影響を与える可能性があるという研究結果が7月24日、「Cosmetics」オンラインに掲載された。

今回は、消費者向け製品用に開発されたQOL評価のFarage QoLにスキンケアモジュールを追加したものを利用して肌の弾力性、固さ、および水分補給改善目的で配合された市販のスキンケア製品を使用した28日間のフェイシャルスキンケアレジメンの影響を評価した。試験にはオーストラリアの2つの主要研究グループが参加した。1つ目のグループは2歳以下の子供を持つ母親89人、2つ目のグループは女性の全校代表サンプル91人が参加した。さらに、中国の若年女性(平均年齢25±4.3歳)の化粧品ユーザーグループを追加した。追加グループの評価にはスキンケアモジュールは含まれなかった。

28日間のスキンケア終了後、オーストラリアの両方のテストグループで、スキンケアモジュールの5項目のうち3項目(エンパワーメント、幸福感、自尊心)に有意な改善がみられた。スキンケア製品使用中止の2週間後もこの改善は続いていた。オーストラリアの母親グループでは自己イメージおよび自己有能感の改善によるウェルビーイングの大きな改善が認められた。全国代表グループでは、個人の快楽、身体的状態、および日常的な活動の改善により、活力の改善が認められた。中国グループは、母親グループと同様の結果を示した。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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