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閉経後女性の女性型脱毛症有病率は50%以上

閉経後女性の女性型脱毛症(FPHL)の有病率および関連因子を検討した結果が2月14日、「Menopause」オンラインに掲載された。

50~65歳の閉経後女性200人を組み入れた横断研究で、写真とtrichoscopyを用いた毛髪検査により女性型脱毛症の評価を行った。評価基準にはLudwig分類を使用し、毛の進行度合いをI型、II型、III型の3段階(I型がもっとも軽度)に分類した。

最終的に、平均年齢は58.8±4.1歳、閉経からの平均経過時間は9.2±5.6年の178人の脱毛パターンが評価された。女性型脱毛症の有病率は52.2%で、重症度別ではI型73.2%、II型22.6%、III型4.3%だった。ロジスティック回帰分析では、年齢、閉経からの経過時間、およびBMIが女性型脱毛症と有意に関連していた。年齢および女性型脱毛症の家族歴で調整後は、BMI25以上のみがFPHLと有意に関連することがわかった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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