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豊胸手術インプラント除去のリスク因子を特定

豊胸手術のインプラント除去に関するリスク因子を検討した論文が2月27日、「Aesthetic Surgery Journal」オンラインに掲載された。

今回の研究では、以前に美容豊胸手術を受けインプラント除去を実施した138人の患者を対象とした。インプラント除去までの平均時間は59.1か月、年齢が1歳増えるごとに、インプラント除去の相対リスクが4%増加した。肥満または太りすぎの患者は、インプラント除去リスクが1.5倍高かった。このリスクは、喫煙歴のある患者と比較して、喫煙のない患者で40%低かった。乳房痛のある患者は、インプラント除去リスクが72%高かった。自己免疫/炎症性症候群のmajor Shoenfeld基準を示す患者で5.6倍高く、minor Shoenfeld基準を示す患者では4.3倍高かった。

研究者らは、インプラントを用いた豊胸手術を行う前に、患者を適切に評価することが重要であると述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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