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光老化へのピコレーザー治療、3年転帰を評価

光老化治療のための回折レンズアレイ(DLA)を備えたピコ秒アレキサンドライトレーザー(PSAL)の長期的な有効性を検討した論文が2月19日、「Lasers in Surgery and Medicine」オンラインに掲載された。

今回の研究では、10人の被験者が、顔の片側をランダムに選択して、2週間間隔で10回の治療を受けた。最終治療の1、3、6、および36か月後に、2人の医師が色素異常症、皮膚のきめ、皮膚の弛緩、およびリタイド(rhytids:眉間などの動きのある部分にできるシワ)という光老化の4つの臨床指標を使用して写真を評価した。

その結果、対照側に比べピコ秒レーザー治療側は、最終治療後の3か月および6か月時点で色素異常に関して良好であり、6か月時点で皮膚のきめに関して良好だった。36か月時点では光老化の程度は対照側で強く、若返り効果は治療側で維持され、色素異常、肌のきめ、およびリタイドに関して良好だった。研究者らは、サンプルサイズが小さく客観的な評価が不足しているものの、顔の光老化の治療におけるDLAを用いたPSALの長期的な有効性と安全性を示されたと述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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