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ラウリル硫酸ナトリウムからの手指保護クリームを検証

ラウリル硫酸ナトリウムに対する皮膚保護剤の二重盲検無作為化反復有効性試験の結果が3月25日、「Journal of the German Society of Dermatology」オンラインに掲載された。職業性皮膚病に対する一次および二次予防策として、以前はバリアクリーム(barrier cream)と呼ばれていた皮膚保護剤が使用されている。これらの製品の多くは、水仕事など、液体に手を浸す仕事の前に塗布することで、仕事によって誘発される皮膚バリア障害に対して有効であると各メーカーは主張している。

今回は、ラウリル硫酸ナトリウム誘発性刺激性接触皮膚炎に対する6つの皮膚保護製品の有効性を、皮膚生理学的方法を使用した二重盲検無作為化対照反復刺激試験で検討した。その結果、テストされたすべての製品は、対照と比較して、ラウリル硫酸ナトリウムに対して実証可能な保護効果があったが、相対的な有効性は大幅に異なっていた。視覚スコアなどの臨床的パラメーターの評価でも違いが確認された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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