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たんぱく質と多糖類ベースのトリートメントが髪に有効

髪のブリーチとカラーリングのダメージに対して開発したトリートメントの効果を検討した論文が4月8日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

今回の研究は、ブリーチとカラーリングによって引き起こされる髪の損傷を特徴付け、絹タンパク質(フィブロインとセリシン)および亜麻仁(Linum usitatissimum L.)からの植物由来多糖類に基づくヘアケア製品の毛髪保護効果の評価を目的とした。ブリーチおよびカラーリングに対して開発したヘアケア製品とベンチマーク製品の保護効果を評価するために、髪のサンプルにさまざまな処理プロトコルを適用した。引張試験は、機械的特性と破損に対する耐性の向上評価のために実施した。髪の光沢の改善評価には、ゴニオフォトメトリック測定を用いた。毛髪の表面と断面は、走査電子顕微鏡(SEM)画像分析で評価した。

その結果、ブリーチおよびカラーリングで処理した髪サンプルを処理した2種のヘアケア製品で、髪の耐性が大幅に増加し、構造的損傷が減少した。また1回目と5回目のシャンプー後の評価で、光沢は大幅に増加していた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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