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魚油が多い食事が片頭痛を減らす可能性

片頭痛のある成人の頭痛を軽減するためのn食事介入の結果が7月1日、「BMJ」オンラインに掲載された。

月に5~20日の片頭痛がある182人(女性88%、平均年齢38歳)を対象に、16週間の3群並行無作為化修正二重盲検試験を実施。被験者を魚由来のエイコサペンタエン酸(EPA)とドコサヘキサエン酸(DHA)、およびリノール酸を変数とした3つの食事グループに割り付けた。グループ1は魚由来の脂肪が多くリノール酸の少ない食事、グループ2は魚由来脂肪とリノール酸の両方が多い食事、グループ3は魚由来脂肪が少なくリノール酸が多い平均的なアメリカ人の食事(対照)とした。

その結果、植物油が少なく魚が多いグループ1の食事は対照食に比べて一日当たりの頭痛時間、重篤な頭痛の時間、ひと月当たりの頭痛のある日が30~40%少なかった。対照食と比べグループ1および2の食事は、頭痛の病因に関与する生物活性メディエーターを変化させ、頭痛の頻度と重症度を低下させたが、生活の質の大幅な改善は見られなかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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