クオレ ~美容サロンルート確立、共存共栄実現~

2021.08.12

特集

編集部

クオレ(大阪府吹田市) は、1965年3月に㈱美健の社名で創業。以来、美容サロン向け主体に自社ブランド化粧品を卸販売するメーカー・卸商社として事業展開している。子会社の木下製薬が 化粧品、医薬品等の研究開発、生産を担当している。

同社は、化粧品業界では珍しい販売チャネルとして理美容室、エステサロン等の美容サロンルートでの販売方式を採用し、美容室の成長と共に歩んできた。

特に、同社の美容サロンへの経営アドバイスや技術教育などきめ細かくバックアップすることで、クオレと美容室との強力な信頼関係を築いてきた。

こうした「美容室との共存共栄」を高く掲げ、美容室店販のパイオニア企業としての確固たる地位を獲得したのも、クオレと美容室双方の努力の結晶といえる。

現在、美容室専売として中心をなすスキンケア・ヘアケアブランドの「AXI」(写真)をカウンセリングを通じて販売し、競合他店との差別化につなげている。

美容の技術と知識を有するセールスプロモーションスタッフ(SP)が、マッサージやメイクの技術、売上につながる店販ノウハウ等を美容サロンのスタッフに直接、指導する。

美容サロンへの指導は、経営の軸となる「店販力」を強化するのが狙い。中でも、客単価と顧客満足度を同時に高める「店販」に関するレクチャーを行うと同時に、接客方法やサロンワークの講習、メニューの提案、技術サポート、効果的な販促ツールなどさまざまな角度から、店販強化につながるノウハウの提供を行う。

具体的なサポートとして①スキンケア・ヘアケア・メイクに関する基礎知識に関わる講習⓶カウンセリングから商品紹介までのサロンワーク講習③店販に結びつける販促ツールの提供④店販や売上に結びつける新メニューの提案⑤各種マッサージなどの実技講習など。

同社は、こうした美容サロンスタッフに接客や接遇の基礎をレクチャーし、技術以外の面でもより魅力的な美容師を育成することで「顧客定着やリピート率向上に繋がっている」と自信を深めている。

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