顔のシワの位置によって印象が変わる 女性400名に調査
2021.08.19
編集部
ポーラ化成工業株式会社(神奈川県横浜市/代表取締役社長:釘丸和也)は8月19日、女性の顔のシワの位置によって印象の違いを生むことを明らかにした。
同研究結果は、20~50代女性400名(各年代100名)に対して行われたWEBアンケートの回答を分析して得られたものだ。
調査方法は、シワ無(元の画像)をAとし、B.顔の上半分にシワ(元の画像に対し、額や目周りだけにシワを付与)、C.顔の下半分にシワ(元の画像に対し、口元やほほだけにシワを付与)、D.顔の上下にシワ(元の画像に対し、額、目周り、口元、頬にシワを付与)の4つに対して、それぞれどのように見えるかを質問したもの。
評価項目は次の9つ。
①この女性の表情は充実していそう
②この女性の表情は幸せそう
③この女性の表情は信頼できそう
④この女性の表情はおおらかそう
⑤この女性の表情は、明るくて、前向きでイキイキとしていそう
⑥この女性と一緒にいるとここちよさそう
⑦この女性と一緒にいると安心感を感じそう
⑧この女性と一緒にいると親しみやすく気軽に話しかけやすそう
⑨この女性と一緒にいると前向きな気持ちになりそう
これらをそれぞれ「1.全くそう思わない~9.非常にそう思う」で評価してもらった。
その結果、顔の上半分にシワが無い場合は、下半分にシワが無い場合に比べて、より「明るくてイキイキしていそう」という印象にであることがわかった(図1)。
同社は「これは目元にシワがないことで肌のふっくら感やみずみずしさが感じられ、「イキイキさ」を感じやすいためではないかと考えられます」と分析している。
一方、顔の下半分にシワが無い場合は、上半分にシワが無い場合に比べて、より「おおらかそう」の印象が高いことも分かった(図2)。
同じく「これは表情が柔らかく見えるためと考えられます」としている。
そして、同社は、「今回の研究から、同じ人でもシワが上半分に多い場合と下半分に多い場合でその人の印象に変化が生まれることがわかりました。これらはマスクやサングラスをしたときの印象変化にも影響している可能性があります」と結んだ。