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低侵襲美容処置に関する医療訴訟の傾向を分析

低侵襲の美容処置から生じる訴訟をレビューした結果が8月18日、「Dermatologic Surgery」オンラインに掲載された。

世界で増加する低侵襲の美容処置に関する訴訟に関する文献の包括的なレビューを実施。さまざまなキーワードを使用してPubMedデータベースを検索し、2020年12月までの低侵襲美容処置から生じた訴訟に関する合計12の研究を特定した。その内訳は、ボツリヌス毒素1件、軟組織充填剤3件、レーザー5件、体の輪郭形成/脂肪吸引1件、ケミカルピーリング/削皮術1件、および硬化療法1件だった。訴訟に関連する主な要因には、過失、インフォームドコンセントの欠如、賠償制度関連、コミュニケーションの欠如、不十分な結果、リスク通知の欠如、不適切な治療または用量、および傷害の認識または治療の失敗があげられた。

低侵襲美容処置における医療過誤の傾向と訴訟の理由を理解することで、患者と医療提供者の関係を強化し、患者ケアの保護手段を確立し、訴訟の将来のリスクを最小限に抑えることができると研究者らは述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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