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Purifying Neem Face Washの効果を臨床試験で確認

市販のフェイシュウォッシュ製品1種のニキビへの有効性を評価した臨床試験の結果が9月30日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

インドの研究者らによる今回の臨床試験は、Purifying Neem Face Wash(Himalaya Drug Company社製)の有効性と安全性を評価。Purifying Neem Face Washはニーム(インドセンダン)とターメリックという2種のハーブ成分を含有したフェイスウォッシュ製品である。軽度から中等度のニキビを有する、または脂性肌で試験開始時にはニキビがない成人計120人の被験者を対象に、非盲検単一施設単一アームの4週間臨床試験を実施した。有効性と安全性は、ニキビの軽減および/または予防とし、4回受診で皮膚の炎症性および非炎症性のニキビ病変数、および両方の頬の皮脂レベルと皮膚の水分量で評価した。さらに、被験者へのアンケート調査も実施した。

その結果、炎症性および非炎症性のニキビ病変の減少または新たなニキビ病変のなかった被験者は、3回目の受診で79%、3回目の受診で72%だった。皮膚の皮脂レベルは統計的有意に減少し、皮膚の水分量は増加した。自己評価調査では、状態の改善、使いやすさ、香りの点で、製品に対する満足度が示された。研究者らは、Purifying Neem Face Washは軽度から中等度のニキビの予防と軽減に、副作用なく使用することができると結論した。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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