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国際骨粗鬆財団、骨の健康のために運動の重要性を強く提言

国際骨粗鬆財団(IOF)は、10月20日の世界骨粗鬆デーに、新型コロナウィルス感染症が世界規模で骨の健康に及ぼした悪影響を指摘し、骨粗鬆症予防と骨折後のケアについて改めて注意するように強く呼びかけた。

コロナ渦、骨粗鬆症検査の滞り、治療の遅延、ほとんど体を動かすことのない外出自粛生活などは、世界中で骨粗鬆症の治療継続が困難になった理由の一部と指摘。世界骨粗鬆症デーにおいて、IOFおよび265を超える世界中の患者団体及び医療関係団体は、保健医療当局に対し骨の健康と骨折の予防を優先するよう呼びかけた。 定期的に体を動かし、日光浴やサプリメント補給により骨の健康に必要なビタミンDを十分に摂取し、さらにカルシウムやタンパク質をはじめとする重要な栄養素を豊富に含む骨に良い食品を積極的に摂るよう、すべての高齢者に強く訴えた。

世界で50歳以上の女性の3人に1人、男性では5人に1人が骨粗鬆症関連の骨折を起こすと言われている。 年間約900万件の骨折が発生しており、患者およびその家族や医療体制にも大きな影響を及ぼすことも懸念されている。

IOF会長のクーパー教授は次のようにコメントしている。「骨粗鬆症のリスクがある場合は、適切なタイミングで検査や治療を受けるため、かかりつけの医師の診断を受けてください。 50歳以降での骨折の場合、身長の低下や猫背が気になる場合、家族に骨粗鬆症の方がいる場合は 、 特に診断を受けることが重要です。」

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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