世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

減量中の食事モニタリング、簡易版でも有用性同等

モバイルデバイスを用いた行動的減量介入における簡易カロリーモニタリングと標準的なカロリーモニタリングを比較したパイロット無作為化化試験の結果が2月11日、「Obesity」オンラインに掲載された。

2~12歳の子供と暮らす太りすぎまたは肥満の参加者72人は、簡易カロリーモニタリングは高カロリー食品のみを対象とした簡易自己モニタリングを使用するグループ(簡易)と全食品のカロリーを対象とした自己モニタリングを使用するグループ(標準)の2グループに無作為化された。どちらのグループも、ワイヤレススケール、Fitbitトラッカー、およびスマートフォンアプリケーションを介して提供される6か月の行動的減量介入と、レッスン、テキストメッセージ、および毎週のフィードバックメッセージを受け取った。

6か月での体重減少率は、標準グループで5.7%、簡易グループで4.0%で、有意差はなかった。6か月で5%の体重減少に達した割合は標準グループで43.2%、簡易グループで42.9%と同等だった。グループ間で食事追跡日数や1日の平均カロリー摂取量に違いはなかった。この結果から、負担の少ない簡易モニタリングが全食品対象のモニタリングの有望な代替手段である可能性が示唆された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP