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オリーブ廃棄物の有効利用を探る

オリーブ廃棄物の中でも焦点を当てた研究の少ない固形副産物についての研究結果が1月21日、「Microorganisms」オンラインに掲載された。

食品および飲料、化粧品、製薬業界にとって重要なオリーブオイルの製造過程からは、特に生産量の多い地中海諸国で、環境問題となる副産物を発生させている。これらの副産物には、オレウロペイン、ヒドロキシチロソール、チロソールなどのフェノール成分が多く含まれており、適切な処理により様々な分野での利用に大きな可能性を秘めている。

固形廃棄物(オリーブの搾りかす)はフェノール含有量が高い一次資源であると見なすことができる。一般的に使用される遠心抽出システムを用いることで生成される異なる水分含有量のオリーブ搾りかすは、特にフェノールが豊富な湿ったパルプからなるパテ(Pâté Olive Cake)またはオリーブ搾りかす(Olive Pomace)ケーキと呼ばれる新しい副産物を生成である。さらに、回収と処理のプロセスは効率的な廃棄物管理に貢献し、しいてはオリーブオイル産業の持続可能性を高め、経済的利益につながる可能性が示唆された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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