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仏ロレアル、米Emotivと提携し香水選びに脳科学を応用

フランスの化粧品大手ロレアルは、21日、アメリカのニューロテクノロジーの大手EMOTIVと提携して消費者がフレグランスの選択をパーソナライズするのに役立つデバイスをリリースすると発表した。 ロレアル独自の香りとアルゴリズムをEmotivのニューロテックデバイスに組み合わせてヘッドセットの形状のデバイスを開発した。

消費者は、店内でヘッドセットを装着してさまざまは香りを体験する。デバイスは、消費者の好み、ストレスなどを正確に感知して自分の感情に完璧に合った香りを見つけるのに役立たせる。ロレアルグループの高級ブランドのイヴサンローランに採用する予定で、今年後半から2023年まで、数カ国のイヴサンローランの旗艦店で利用できるようになる。

同社の調査では、消費者の4分の3(77%)以上が、香水が感情的な利益をもたらすことを望んでいることが明らかになった。ブラインドテストを通じて、人々が幸福やリラクゼーションなどのさまざまな感情を香りの好みに結び付けることも発見している。さらに、 12〜34歳の消費者の半数以上が、気分に応じてフレグランスを選んでいるという調査結果だった。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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