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世界の皮膚科が勧めるボディーケアはシャワー後の保湿

ロレアル、アクティブコスメティック事業のブランドCeraVe(セラヴィ)は、25日、スキンケアキャンペーンの一環として皮膚科医にボディケアついて調査した結果を発表した。調査対象の皮膚科医の90%が、毎日、体に保湿剤を塗布することは、皮膚全体の健康にとって非常に重要であると述べ、87%は、体の保湿が顔の保湿と同じかそれ以上に重要であると回答した。同社は、顔のスキンケアと比較して見過ごされがちなボディスキンケアの重要性について消費者に問いかける。

セラヴィは、2022年2月に23か国の54人の理事会認定皮膚科医を対象にオンラインでスキンケアについて調査した。調査対象の皮膚科医の3分の1以上(35%)が、患者は顔以外はお手入れを無視することが多いと考えていた。最も関心がなく無視された体の部分は、脚と足(59%)であり、首(37%)と腕と肘(35%)が続いた。

健康な肌を保つための秘訣として、シャワーの後や肌が湿っているときに保湿することがあげられている。調査した皮膚科医の96%は、体に潤いを与える最も重要な時期は、シャワーを浴びて水分を封じ込めた後であることに同意している。シャワー後の保湿の際には、こすらずに皮膚を軽くたたくこと、皮膚の炎症を防ぐために熱い湯の代わりにぬるま湯を使用することなどを推奨している。

皮膚科医がボディケア製品で考慮するように患者に指示する上位3つの要因には、皮膚バリア回復効果(79%)、保湿成分(52%)、敏感肌に優しい製品の発見(48%)だった。皮膚科医がボディケアに推奨するトップスキンケア成分は、SPF、ヒアルロン酸、セラミドだった。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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