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米国でウェルネスへの関心拡大で、スポーツアパレル市場への注目が高まる

アメリカではウェルネスへの関心が拡大しており、スポーツアパレル市場への注目が高まっているようだ。グローバル情報会社NPDグループが14日リリースした調査によると、消費者のウェルネスの定義の変化に対応して、2022年1月から4月にかけて、アスレジャーウェア、パフォーマンスベースのフットウェアスタイル、アウトドアおよびスポーツ用品の売上高がパンデミック前の2019年以来、大幅に増加した。前年同期と比較しても増加。

アメリカでは、ダイエットと運動は、消費者の健康とウェルネスの優先順位の点で引き続きリードしている。同社がCivic Scienceと共同で実施した調査によると、ウェルネスビーイングの追求には快適な服の着用やスクリーンタイムの制限などが重要だという意見が多かった。NPDのConsumer Tracking Serviceのデータによると、アパレル市場で、2022年の1月〜4月の販売追跡をすると、アクティブウェアの売上高は、2019年同期と比較して39%増加しており、非アクティブアパレルの同期比較1%増加を大幅に上回った。

ウェルネスは、靴業界でも移行が見られる。ランニングシューズとハイキングシューズの売り上げは、3年前と比べて約20%増加し、ウォーキングシューズは、パンデミックの開始以来、30%以上増加した。

NPDのファッションシューズおよびアクセサリーアナリストのベス・ゴールドスタイン氏は、 「シューズ市場で快適性は購入ドライバーの観点から常に最重要課題だが、その役割は派生しており、ファッションにおいても快適さが追求されるようになっている」などと述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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