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仏ロレアル、米スキンケアSkinbetter Science買収

仏ロレアルは、23日、アメリカの皮膚科学に基づいて開発されたスキンケアブランドSkinbetter Scienceを買収すると発表した。Skinbetter Scienceの買収で、ロレアルグループは、アクティブコスメティックス事業部のポートフォリオの拡大を図る。買収額など詳細については明らかにされていない。買収取引は2022年第4四半期に完了する予定。

Skinbetter Scienceは、アリゾナ州で2016年に製薬業界の専門家Jonah Shacknai氏、Justin Smith氏、Seth Rodner氏 によって共同設立された。創業以来、米国で最も急成長している医療用スキンケア ブランドの一つとして注視されている。同社はアンチエイジング、保湿、クレンジング、角質除去、ピーリング、サンケア製品などを製造し、主に、全米の主要な皮膚科、形成外科、美容医療のネットワークを通じて販売している。2022年8月31日までの12か月間で約9500 万ドルの売上を記録している。

今回の買収について、ロレアルのアクティブ コスメティックス 事業部のワールドワイド プレジデントである Myriam Cohen-Welgryn氏は、「科学に基づく高度なスキンケアのイノベーションで健康と美しさを開拓することに大きく貢献する。この高成長の米国ブランドには大きな国際的可能性があると確信している」などと述べている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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